通信制高校・高等専修学校ニュース

起立性調節障害なので全日制高校だと心配

新しい学校選びの基準 ニュースクからのアドバイス

「新しい学校選びフェア」総合相談デスクから③

起立性調節障害のために高校進学が心配な中学生と保護者も、よく相談デスクに訪れます。中学2年生の息子さんについて、お母さんからこんな相談がありました。

「中学校には昔から仲の良い友だちが多いので、息子の起立性調節障害を理解してもらえます。でも、高校に入ると周囲が変わるので、無理解や誤解から息子が傷つき、悩むことにならのではないかと心配です」

「現在も、起立性調節障害で学校を休みがちなので、勉強が遅れています。せっかく体調がよくて登校しても、授業についていけず、学校がおもしろくない場所になりつつあるようです」

通信制高校を知っておくと安心

私どもの回答は「ひとまず通信制高校について知っておきましょう」です。

起立性調節障害が治って無理なく全日制高校に通えるようになれば良いとも言えますが、遅れてしまった勉強は追いつくのが大変なのは言うまでもありません。
ですから、通信制高校という選択肢があることを知っておくと、進路選択に心のゆとりが生まれます。

全日制の時間割に合わせて通学・学習することが難しい起立性調節障害の生徒でも、スケジュール(登校ペース・時間)を柔軟に設定できる通信制高校なら、進学後の心配もぐっと少なくなります。また、同じような悩みを抱える生徒が少なくないので、友だちや教員の無理解に傷つくこともないと言ってよいでしょう。

上記の相談のように、起立性調節障害が学力不振につながるパターンがよく見られます。学力不振が理由で通信制高校を選ぶ生徒も多いことから、たいていの通信制高校では中学校の学習内容の学び直しができます。生徒一人ひとりの学力レベルに応じて、カリキュラムを組んでくれますので、基礎学力を身につけつつ、無理なく高校の学習へとつなげていけるでしょう。

「もしかして…」と思ったら受診を

起立性調節障害という中高生によく見られる身体の不調が広く知られるようになってきました。インターネットでもたくさんの記事を見られますが、いくつかの症例が当てはまるというだけで、素人判断で「自分は/子どもは、起立性調節障害」と決めつけてしまい、不適切な対処をして問題をこじらせる危険があります。

実際は昼夜逆転の生活によって一時的に体調が悪いだけかもしれませんし、起立性調節障害とは別の身体的・精神的不調が原因かもしれません。もし「起床がつらい」「午前中の体調が著しく悪い」「立ちくらみ」「頭痛」などの状態が続くようであれば、医師の診断を受けることをおすすめします。

日本小児心身医学会によると、軽症の起立性調節障害なら適切な治療によって2~3か月で改善が見られるようです。しかし重症の場合は数年かかるケースもあり、本人と家族が根気強く起立性調節障害に対処していくことが必要です。

起立性調節障害で朝起きるのがつらい中高生

同学会によると、中学生の約10%、不登校の児童生徒の約3~4割は起立性調節障害だそうです。体調不良ばかりでなく、そこから生じる抑うつがあったりすると、生徒自身が率先して進路選択の行動を起こすのは難しいはずです。

そこで、まずは保護者から一歩を踏み出して、進路選択の見通しや可能性を探ってみてはいかがでしょうか。冒頭のお母さんのように、子どもが中学2年生でも、すでに通信制高校に関する情報集めを始めている方がいらっしゃいます。

対応してくれる学校を探す方法

当サイト「ニュースク」の検索機能で「こだわり条件」から「朝が弱くても大丈夫」を選択すると起立性調節障害に対応可能な学校を探すことができます。ぜひご利用ください。

ニュースクの通信制高校検索機能

XXX

※この記事は札幌・仙台・大阪にて不登校生等を対象とした合同進学相談会「新しい学校選びフェア」を企画・運営する「特定非営利活動法人高校生進学支援の会」協力のもと作成しております。

通信制高校・高等専修学校を探す