通信制高校・高等専修学校ニュース

Loohcs高等学院

自由な学校で身につける本当の学力/Loochs高等学院(ルークス高等学院)

特色ある科目、ユニークな授業 通信制・高等専修学校の強み

中学生・高校生のあなたには、次のうち当てはまるものが、いくつありますか?

 1―学校の勉強といえば、受験勉強ばかりで楽しくない。
 2―地元の高校に進学すると、その先がもう見えてしまっている。
 3―中途半端な高校に行くよりは、いろいろな経験を積んだ方がいいように思う。
 4―押し付けのような教育や理不尽な規則で、学校が息苦しい。
 5―部活が忙しすぎて、本当にしたいことを自由にする時間がない。
 6―先生の話をただ聞いているだけではつまらない。もっと主体的に学んでみたい。
 7―自分の殻を破って、新しい自分に変わりたい。

ひとつでも当てはまるものがあるとしたら、その不満やフラストレーションをどうしますか? 変化を求めている自分の気持ちにどう応えますか? いま在籍している高校や進学するつもりでいる高校で解決は図れますか?

Loohcs高等学院、授業風景

あなたに適した場所を選ぼう

「置かれた場所で咲きなさい」という言葉も分かりますが、「場所を選んで咲くのが花」ではないでしょうか。どんな花が、いつ咲くかは、人それぞれですが、たっぷりと養分を与えてくれる土壌がなくてはなりません。つまり、環境を選ぶことが大切です。それが高校生のような若い時期であれば、なおさらです。

あなたが、学びの本当の面白さと、自由な雰囲気と、充実した毎日を求めているのなら、どうしても見過ごしてほしくない学校があります。Loochs [ルークス] 高等学院(東京・渋谷)です。2019年4月開校のこの学校は、新鮮で明確な哲学をもってユニークな教育を実践しています。

ただ効率よく知識を詰め込むことが勉強ではなく、「ものの見方」や「ものごとへの取り組み方」を実践を通じて身につけることこそが本当の勉強である――大学教育の伝統であるリベラルアーツの考えに基づいた講義やプロジェクトによって、Loochs高等学院はテストの点数や偏差値では測れない深い学力を育む場となっています。学校事業部長の谷口祐人さんに詳しい話を聞きました。

考えて、対話する、学び合いの授業

Loohcs高等学院の特徴がよくわかる学び方をひとつ挙げてくださいと頼んだところ、谷口さんは数学の授業を例に説明してくれました。多くの人がイメージする授業とは、かなり違ったもののようです。

「授業は『数とは何だろうか』という問いから始まります。数学で必須の『ものの見方』は、『数の性質』についてよく理解することによって育まれますから。さまざまな性質をもつ数を、教員が時には数学史の視点からも説明していきます。そのうえで、たとえば『ある数を0で割ることができないのはなぜか?』といった問題を生徒たちに考えてもらいます」

そこで生徒たちはグループを作り、それぞれの考えを説明しあいながら問題に取り組むそうです。終盤に教員が少し解説をした後、生徒はその時間に学んだことを振り返り、自分の言葉でまとめて授業を締めくくります。「授業時間は100分ほどですが、その大半を占めるのは対話や議論です」と谷口さん。

―― しかし、対話や議論が中心となると、生徒に相当の自発性がないと、授業が成立しないような印象がありますが。

「そんなことはありません」と谷口さんは言います。「みんなのモチベーションが高ければ、自分のモチベーションも自然と高くなっていきますよね。自発性は個人がひとりで持つというよりも、みんなでつくる場に生まれてくるものだと考え、学校として個人に自発性を要求することはありません。むしろ『もっと知りたい』『こういう人になりたい』と、生徒におのずとやる気が湧くような環境づくりを大事にしています」

授業は個人の「学力発表会」ではなく、探究する心をみんなで高める、学び合いの場というわけです。ふつうの高校なら、アクティブラーニングや「総合的な探究の時間」は、ありきたりなテーマで生徒が「やらされ感」を抱きながら取り組みがちです。一方、それに相当する学習が、Loohcs高等学院ではふだんの授業として自然に、濃く、生徒が主体的に実践しているようです。

Loohcs高等学院、グループワーク

偏差値だけで測れない「学力」を伸ばしたい

―― 聞くと面白い授業展開ですが、これで学力がつくのかと疑問に思う生徒や保護者もいるのではありませんか。

質問に対して谷口さんは「試験の点数や偏差値を上げたいだけならば、Loohcs高等学院の環境は適していません」と、きっぱり。「本校の考える学力とは『ものの見方』や『学び方』を基礎に、自分自身で物事を判断したり、問題を解決したり、新たな発想や枠組みを生み出す力」としたうえで、「でも、そうした学力は、実は受験にも有効です」と話します。

「なぜなら、断片的な知識をたくさん蓄えるのではなく、知識を有機的に結びつけて理解を深めているからです。たとえて言うなら、ひとつひとつの星をばらばらに覚えるよりも、星座を覚えることを重視しているわけです。その方が頭に入りますし、忘れにくいものです。テストの点数が低くても、そんな『星座』を理解する潜在的な力をもっている生徒はたくさんいます。そんな生徒の力を引き出してあげたい」

実際、Loohcs高等学院の卒業生は、総合型選抜(学校推薦等含む)で早稲田大学、上智大学、多摩美術大学、東京工芸大学などへの進学をかなえています。2021年度も3年生19名のうち16名が受験準備中だそうです。

「思っていたよりもしっかり勉強ができる、という入学者の声があります。個々の生徒に応じてカリキュラムを設定しますが、希望によっては一般的な高校で学ぶよりも、たっぷりと勉強するようにも調整できます。本校の系列で受験指導で長い歴史と実績を持つLoohcs志塾の指導ノウハウを共有しているので、総合型選抜入試で受験したい生徒の支援も可能です」

コミュニケーションで変わる自分

Loohcs高等学院での学びは学内のみにとどまりません。自然に触れたり、学外でのプロジェクトに取り組んだり、さまざまな現場で働く大人と接したり、質の良い体験の機会をふんだんに用意しているのも同校の大きな特徴です。そこには人生を変えるかもしれない出会いがあり、大いに刺激となるコミュニケーションがあります。

Loohcs高等学院、フィールドワーク

「コミュニケーションは、ふだんから大切にしていること」と谷口さん。「本校では生徒同士の、また生徒と教員との雑談が他の学校よりも多いように思います。リラックスした雑談のなかで自然に、今までの経験や学びを振り返って意味づけをしたり、新たな考えを生み出したりすることがよくあります。日々の授業で意見を述べたり、グループで討論したりする際の作法や心構えも、そんな雑談によって知らない間に生徒が身につけていたりします」

担任制ではないのでソリの合わない担任教員に悩む心配がない。学年の枠を取り払って学ぶ場が多いので、交流の幅が広がる。しかも、フラットな関係やコミュニケーションを大切にしている学校だから、高圧的な教員や先輩風を吹かせる上級生がいない。――伸び伸び学べる環境で、生徒は大きく変わります。

「そんな本校で面白い教員や友人と出会ったことが自分の人生の転機になった、と話す卒業生がたくさんいます。生徒たちには、この学校で『ヒト・モノ・コト』にたくさん触れて、自分の人生の物語を自身で紡いでいける人として巣立ってほしいと思います」(谷口さん)

教育環境に惹かれて地方からも

いま、たいていの高校では、生徒は希望する進路を早いうちから調査され、志望大学のランクごとにクラスが分けられたり、選択教科が決められたりします。途中変更は可能でしょうが、早々にレールが敷かれてしまいます。その前にじっくりと考えたい生徒や、少しくらいの試行錯誤は許してもらいたい生徒も多いのではないでしょうか。Loohcs高等学院なら、それが可能かもしれません。

そこには自分の資質や興味関心をじっくりと探る機会があります。いろいろと試しながら自分に合った勉強のスタイルや方法を見つけ、学習習慣を身につける時間があります。この教育環境に惹かれて、渋谷のキャンパスには片道1時間半かけて通学してくる生徒がいるそうです。また寮生活をする地方出身者が何人もいるそうです。

「みんなと一緒になんとなくの高校進学でいいんだろうか」「高校に進学しても中学とあまり変わりなさそう」――そう思ったことがある中学生に。「学校がつまらない」「こんな勉強に意味があるんだろうか」――そう感じている高校生に。

そんな悩みや不満の解消につながる道がひとつ、見つかりました。

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Loohcs高等学院については、まだまだ伝えきれない魅力がたくさんあります。まずは資料請求をして、同校の教育哲学をより詳しく知ってください。また、Loohcs高等学院の特徴ある学び(とくに授業形態)を知るには、やはり体験授業への参加がいちばんです。

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