通信制高校・高等専修学校ニュース

通信制高校の卒業を後押し! サポート校とは?仕組みとメリット

特色ある科目、ユニークな授業 通信制・高等専修学校の強み

通信制高校のことを調べていると、必ずといってよいほど出てくるのが「通信制サポート校」という言葉です。サポート校とはいったい何をサポートするのか、通信制高校に進む人みんなに関係があるのか、学費は別途かかるのか。メリット・デメリットを含め通信制サポート校について要点を整理して解説します。

 


個別指導に近い形で学習支援をするのがサポート校

 

サポート校とは、通信制高校に通う生徒の『卒業』までの学習サポートをするためのスクールや塾を指します。

ですから、ほとんどのサポート校には提携している通信制高校があり、サポート校への入学と同時に通信制高校にも同時入学することになります。そして、通信制高校卒業を強力にサポートしてくれる、そんな学校になります。

さて、全日制とは大きく異なる環境で勉強する通信制高校の生徒には、それに見合った学習指導をする必要があります。

通信制高校は、自宅学習中心のため、ひとりで教科書や放送視聴教材に取り組むのが最もベーシックなスタイルになります。自分のスケジュールに合わせて学習できるメリットがある反面、スケジュール管理ができなかったり、基礎学力が不足していたりすると、単位修得に必要なレポートが提出できず、高校卒業に挫折してしまうことになりかねません。実際、そんな例も少なくありません。

そんな心配を感じている生徒や保護者がいらっしゃいましたら、サポート校への入学も検討してみる価値はありそうです。
サポート校は、学習面や生活面でコーチングを受けられるのが最大の特徴だからです。学習塾や予備校と似た仕組みといえますから、サポート校を利用する生徒は教室に通って対面授業や個別指導を受けます。通信制高校に籍を置いているのですが、むしろ高校生活のメインの場はサポート校になります。
スクーリングは提携校のキャンパスに参加しないといけませんが、先生がつき添ってくれる学校も多く、また同じクラスの仲間といくこともできることから、『アウェー感』は少ないかもしれません。

 


サポート校と通信制高校のダブルスクールのイメージ

 

これまでの説明では、まず通信制高校を選択⇒次にサポート校を選択、という順序だと思う人も多いかと思います。しかし、実際には『通信制高校を先に、次にサポート校を選ぶ』という人はほとんどいないでしょう。学校選びの段階では、むしろ通信制高校とサポート校を同列に考えている人が多いようです。

実際、サポート校も通信制高校となんら変わりなく入学案内をしています。入学すれば、サポート校への通学がメインになり、提携先の通信制高校への登校はスクーリングや試験などで必要な最低限の時間数で済ますことが可能です。

後で述べるように、通信制高校(主に公立)を自分一人の力で卒業するのは、多くの人にとってかなり難しいのが実情です。まして、3年で卒業するのは相当努力しないとなりません。そもそもサポート校が登場したのも、そんな理由があってのことです。したがって、(通学型ではない従来型の)通信制高校へ進学するのなら、サポート校の利用を一緒に考えておきましょう。その際、高校生活の主舞台となるサポート校の方を先に決めるのも、もちろんありです。

 


大学受験特化型指導や、業界直結の職業関連教育もある

 

サポート校のメリットは高校卒業をより確実にすることだけにとどまりません。

レポート提出やスクーリング、試験を規定通りに済ませれば、通信制高校の卒業はできますが、それだけでは大学進学に必要な学力がつかないのがふつうです。サポート校を利用すると、大学進学を志望する生徒はそこで受験指導を受けられます。大学受験対策で有名なサポート校に、トライ式高等学院という学校があります。長年、家庭教師や個別指導塾を運営している企業であり、大学受験対策のノウハウをもっていることから本人のやる気次第では、難関大学合格もみえ、そのサポートは万全といえるかもしれません。『不登校からの大学受験』を売りにしている頼もしい学校です。

ほかにも美容、調理、介護、看護、プログラミング、eスポーツなど専門的な技術や知識を学ぶカリキュラム・コースを用意しているサポート校も数多くあります。通常の勉強だけではつまらないと感じる生徒なら、興味あること、好きなことを学ぶ楽しさを感じられるだけでなく、将来の進路選択に役立ちます。
遠回りなしに、業界最短ルートを選択するのもありかもしれません。

 


通信制高校、サポート校両方の学費が必要だが、意外と安い?

 

こうした様々なメリットのあるサポート校ですが、実際に入学するには注意してほしい点が存在します。
それは『通信制高校とは別に学費がかかる』ということです。ただ、安心してください。まるまる倍の費用がかかるわけではありません。サポート校の授業料に提携校である通信制高校の学費が含まれている場合も多いので、募集要項を取り寄せたり、合同進学相談会や学校説明会に参加して確認してみましょう。その際には、各サポート校が独自に設けている学費の減免制度(奨学金制度や特待生制度)も確認してください。
メリットが大きいこれらの制度は『学力が足りない』から最初からあきらめたりせず、しっかり話を聞くことをおすすめします。けっして成績優秀者のみを対象としたケースばかりではありませんので、注意が必要です。

また、同じサポート校でもカリキュラムや授業回数などによって、学費は異なりますのでしっかり確認することをおすすめします。詳しく知るためには、気になるサポート校をいくつか選んで資料請求をしてみましょう。複数の通信制高校とサポート校について指導内容と費用をくらべてみるのが、学校選びの基本であり、最も大切なことです。

公立の通信制高校のようにサポート校の支援がない学校では、卒業できる生徒は4割程度だといわれています。通信制高校(全日型を除く)を一人の力で卒業する難しさは、公立ほどではないにせよ、私立通信制高校の場合でも同様です。私立の通信制高校の卒業率が高いのは、サポート校に通っている生徒が多いのも理由であることは確かです。通信制高校での学習に不安がある人や、目的(進みたい道)がはっきりしている生徒であれば、最初からサポート校への入学を検討しても良いのかもしれません。