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引きこもり・不登校の正しい理解のために親が読むべき2つの記事

専門家に聞く!統計データから見る!不登校脱却のヒント

引きこもりや不登校が痛ましい事件絡みでクローズアップされることの多かった2019年でした。テレビのワイドショーや週刊誌の報道は一面的になりやすく、そのために不安があおられた保護者もきっといることでしょう。引きこもりや不登校の子を持つ親は解決の見通しを得るために、ふつうに学校に通っている子の親はもしもの時の備えのために、これらの問題を正しく理解することが大切です。

引きこもりや不登校に悩む親子のカウンセリングに携わってきたある専門家は「親の気持ちが落ち着いていることが、問題解決の大前提」と話します。悩む心を落ち着かせるには、バランスのとれた問題分析と冷静で現実的なアドバイスに耳を傾けてみることです。その役に立つ2つの記事をお薦めします。

参考記事その1

1つめは、引きこもりの問題を長年にわたって考察してきた精神科医・斎藤環氏の記者会見です。引きこもりの社会問題としての側面にとくに焦点を合わせた話で、なかでも引きこもりが長期化するメカニズムの分析が興味を引きます。

●参照リンク
ニッポンドットコム:「1000万人時代に向かうひきこもりとその対策」

参考記事その2

2つめは、心理学・応用行動分析学が専門の木村拓磨氏によるアドバイス。親は不登校のわが子にどう接したらよいか、どんな人たちの助けを借りたらよいかを具体的に解説しています。たいていのケースに当てはまる、親なら知っておきたい標準的な行動指針と言ってよいかと思います。

●参照リンク
シノドス:「わが子が学校に行けなくなったら」

きっかけや条件によっては、どんな児童・生徒もなりうるのが引きこもりや不登校です。

親が正しい認識や対処の心構えを知っていれば、もし問題が生じても、むやみにあわてたり、極端な手段をとったりせず、子どもの立ち直りを落ち着いて見守り、支えることができるのではないでしょうか。そして、子どもが落ち着きを取り戻してから、通信制高校などへの再進学をゆっくりと検討していけば良い結果につながるかもしれません。

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