通信制高校・高等専修学校ニュース
これなら通える、楽しく学べる/専修学校クラーク高等学院
いま不登校で将来が見えない中学生も、勉強の遅れを取り戻せず学ぶ意欲をなくしている中学生も、自分に適した学校を選べば、きっと変われます。とくに大阪府内在住の生徒に、そんな進学先候補として知ってほしいのが、専修学校クラーク高等学院です。大阪府内には天王寺と梅田にキャンパスを構えていますが、今回は天王寺校にお話を伺いました。まずは、2つの実例紹介から始めましょう。
◎小学6年から不登校が始まり、中学校も不登校のまま卒業したA君が、この学校へは、ほぼ欠席なく登校。興味のあったパソコン関連の資格を取得し、生徒会の役員にもなるほど学校生活で自信をつけました。こうした取り組みが評価され、推薦を受けて大学へ進学しています。
◎やはり中学校へはあまり通わなかったBさんが、この学校ではダンス部に所属。自身のユーチューブ・チャンネルを開設したり、ニコ生のライブにゲスト出演したり、好きなダンスで充実した日々を送りました。ダンス系の専門学校へ進み、演技や振り付けを楽しく学んでいます。
2つの例を挙げてくれたのは、クラーク天王寺校 校長の市田潤さん。「こうした生徒は、本校では他にもたくさんいます。けっして特別なケースではありません」と話します。
好きなことや得意なことを通じて、自分に自信がつく――そんなふうにして同校では、一人、また一人と生徒たちが、出口の見えなかった暗いトンネルから抜け出しています。
満足度の高い授業で学校が楽しい
専修学校クラーク高等学院天王寺校は、生徒250名が通う高等専修学校(専修学校高等課程)です。高校のカリキュラム枠に収まらない教養や技能が学べるなど、多様で柔軟な教育が、高等専修学校の特長。クラーク天王寺校も4つのコースを設けて、生徒の興味関心に応えています。
たとえば「eスポーツコース」では、世界で最も競技者が多いとされる対戦型ビデオゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」を教材にプロのプレイヤーの指導で競技練習。ゲームのプレイ技術とあわせて大会の企画運営も学べます。
マンガやイラストが好きな生徒なら「デジタルクリエイターコース」で、コンピューターやタブレットを用いてデザインやアートの技能を身につけるのも、楽しい学びになりそうです。
ほかにも、大学進学をかなえたい生徒には「総合進学コース」、たっぷりと英語を学びたい生徒には「インターナショナルコース」があります。いずれのコースも、学ぶ心を刺激する、満足度の高い授業を展開しています。
「eスポーツコースやデジタルクリエイターコースは、ゲームやパソコンの初心者・未経験者でも大丈夫。無理なく上達できるようなカリキュラムです。卒業生の話によると、この学校で勉強しておいた分、学習が先行しているので、専門学校では余裕をもって授業に取り組めるようです」と市田さんは話します。
どのコースを選択しても、授業を通じて自分が本当に好きなこと、得意なこと、向いていることを見つけられそうです。また、興味関心がすでに定まっている人なら、好きなことを思う存分に学びながら、この学校で同じ志の友だちに出会えるはずです。
不登校経験者も通えるようになる
――ところで、中学時代に不登校が長かったり、そのために勉強がすっかり遅れてしまったりした生徒でも、クラーク天王寺校での新しい学校生活に適応できるものでしょうか。1日6時間の授業、週5日の通学という全日制ということですが。
「本校の新規入学者の7割は不登校経験者なので、その点はとくに配慮しています」と市田さん。「入学予定者のうち、通学に不安のある生徒には、中学卒業年を迎える前からでも『プレ登校』で、少しずつ本校に通ってもらっています。教室での授業が受けられないような生徒には別室を用意し、教員2人で対応する『オンリーワンクラス』もあります。無理せずに、着実に学校生活に慣れていくよう支えます」
心やからだ、毎日の学習、将来の進路……生徒に不安や問題が生じたときには、教員はクラス担任を軸に若手からベテランまでチームで支援しているそうです。生徒へのアンケートでは、クラーク天王寺校の長所として「担任が親身である」ことを挙げる声が多いといいます。「学校心理カウンセラーの講習を年間70時間受講するなど、より生徒の心に届く指導ができるよう、どの教員も研鑽に努めています」と市田さんは話します。
勉強の遅れをじっくりと取り戻す
――不登校経験者に限りませんが、中学校時代から尾を引く、勉強の遅れや学業不振については、どうでしょうか。授業に追いつけず、置いて行かれたりはしないでしょうか。
「むしろ学習に苦手意識のある生徒、基礎学力に不安のある生徒にこそ、クラーク天王寺校への入学を検討してほしいです」と言う市田さんは、その理由を次のように話します。
同校の授業は基本的に、入学時の基礎学力テストの結果を踏まえた習熟度別ですから、それぞれの生徒のレベルに合った内容です。しかも学力不足の生徒は、英語と数学を重点的に、教員や学生ボランティアのチューターからていねいに指導してもらえます。生徒が内容を理解できているかを確認しながら学習を積み上げていく方式ですから、あやふやなまま先に進むという心配がありません。
前述のアンケートでは「基礎学力が身につく」ことも同校の魅力に挙げる生徒が多いそうです。クラーク天王寺校で、はじめて勉強が「わかる」「できる」という手ごたえを感じた生徒も多いのではないでしょうか。
通信制高校とのダブルスクールで安心
ここからは、やや込み入った話になるかもしれませんが、「安心」と「お得」に関わる事柄なので、ぜひこのままお付き合いください。
さきほど少し触れたように、クラーク天王寺校は高等専修学校です。高等専修学校は中学校卒業者が進学できる正規の教育機関で、全国に約400校、およそ3万6000人が学んでいます。なかには同校のように、卒業すると大学入試を受けて進学する資格が与えられる学校もあります。高校とほとんど変わらない感じです。
しかしながら、クラーク天王寺校では、通信制高校(クラーク記念国際高校)にも入学するよう勧めています。実際、同校の生徒の全員が通信制高校との併修(2つの学校で同時に学ぶこと)です。
――学校は一つで十分な気もしますが、なぜダブルスクールを勧めるのでしょうか?
市田さんに尋ねると、いくつか理由を示してくれました。どれも生徒にとっての「安心」に関わる話です。
①バックアップとして。事情があってクラーク天王寺校に通えなくなった場合でも、通信制高校で学びをスムーズに継続することができる。
②大学進学に有利。高等専修学校よりも通信制高校の方が、大学の推薦指定がずっと多い。
③分かりやすさ。残念ながら世間ではまだ「高卒」の方が通りがよく、通信制高校を卒業しておくと、なにかと話が早い。
――なるほど、通信制高校を併修する理由は分かりました。でも、同時に2つの学校では、勉強の量が多すぎませんか?
「そんなことはありません」と市田さん。「というのも、クラーク天王寺校での学習のうち何割かが、通信制高校での履修として認められるからです。また通信制高校で必要なスクーリングの一部に、クラーク天王寺校での学習・行事をあてるしくみです」
「まるまる2つ分の勉強ではない」ことが分かりました。それにクラーク天王寺校で授業を受けて基礎学力を養っておくと、自宅で取り組む通信制高校のレポート課題もすんなりと解けて、滞りなく提出できそうです。併修するメリットは、ここにもあるのではないでしょうか。
大阪府在住なら授業料無償で得
――しかし「2つ分」といえば、気になるのが学費です。クラーク天王寺校と通信制高校、2校同時に在籍すると学費負担は重くありませんか?
「授業料は通信制高校の分だけ、1校分です」と市田さん。「クラーク天王寺校には、大阪府の授業料無償化が適用されます。生徒と保護者が大阪府在住で年収目安などの要件を満たしていれば、月々の授業料は無料です」
1校分の授業料で2校の学習――これが「お得」に関する情報で「とくに大阪府在住の生徒には知ってほしい」と記事冒頭で述べた理由でした。
入学金など、授業料無償化でカバーされない学費があります。これも、家計が苦しい世帯であれば「私立高等学校等奨学のための給付金」を利用することで費用がまかなえます。
「自分に適した進学先」を考える中学生と保護者に向けてお届けした記事ですが、クラーク天王寺校では、「いま通う学校が自分に合わない」という高校生の入学も受け入れています。
「好きなことに取り組んで、自信をつけたい」
「ずっと苦手だった勉強が、できるようになりたい」
「楽しいこともないままの中学校だったけれど、進学先では何か面白いことを見つけたい」
そんな思いが少しでもあるなら、高等専修学校(専修学校高等課程)という選択肢は検討に値します。学校選びは情報集めから――まずは資料請求が大切です。それからオープンキャンパス(体験入学や学校見学会・学校説明会など)に足を運んでスタッフの話を聞いてみると、学校の感触がつかめます。
一歩を踏み出した人から先にトンネルの出口に近づけます。あなたも今日、はじめの一歩を踏み出してみませんか。
●専修学校クラーク高等学院 天王寺校の設置コース
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