コラム

国公立大、有名私大に合格者 ネットによる受験指導に成果

N高等学校

大学進学をかなえる! 通信制高校の受験指導

通信制高校を選ぶにあたって、大学進学希望者が心配するのは、受験対策がしっかりしているかどうか。N高等学校の場合は、どうなっているでしょうか。同高副校長の上木原孝伸さんに話を聞きました。


 

「大学進学に力を入れる『ネット特進専攻』をはじめ主にネットで学ぶ生徒への受験指導では、N高生のプラットフォームである〈N予備校〉というアプリを学習の中心に据えています。これは予備校講師による講義の生放送で、生徒からの質問にもその場で答える双方向の授業です。一方、通学コースでは、生徒の志望大学に応じて映像学習の個別カリキュラムを組み、面談で学習の進捗状況を確認しながら、きめ細かく受験指導を進めます。毎週のグループ面談や毎月の個人面談、さらには担任教員によるメンタリングやコーチングを受けながら、生徒は合格に必要な学力を向上させていきます」

 

2019年春、N高は第一期生の卒業者を出しました。卒業生1,597名のなかには九州大や筑波大といった国公立大学の合格者、早稲田大や青山学院大、明治大などの有名私立大学の合格者が多数含まれ、海外の大学へ進学したケースもあります(N高等学校の大学合格実績)。同高のようにアプリ利用やビデオ視聴による学習を軸にしても、生徒は合格に必要な学力をつけられることが確かめられました。


 

それまでとくに大学進学は希望していなかったものの、N高に入ってから進学意欲が芽生える生徒も少なくないそうです。

 

「ネットコースの生徒は、自由になる時間が多いものですから、よくボランティアやインターンに参加しています。その活動によって将来の目標が明確になり、大学進学の意欲が生じる例が多くありました。それに加えて、自分のレベルにあった授業を自分のペースで受けられる〈N予備校〉アプリで着実に学力がついて成績を伸ばし、そのことが進学意欲に結びつく生徒もいます」


 

大学受験のサポートに関して、今後さらに力を入れたい点、新たに導入を考えている支援策などはあるでしょうか。

 

「従来型の進学校のように偏差値で志望大学を選ばせるような進学指導ではなく、まずは生徒本人に本当にやりたいことを見つめさせる取り組みをネット上でもリアルな場でも増やす予定です。また、指定校推薦についての問い合わせを多くいただきますが、N高は開校以来、たくさんの大学から推薦枠をいただいています。本校の教育内容や生徒たちの個性や能力を評価していただき、推薦指定をくださる大学が今後も増えていくことを希望しています」

 

通信制高校では競争率の高い大学、難関大学は狙えないという印象がありますが、N高の進学実績を見ると、そんな通念は変えなくてはならない時期が来ているようです。ネット活用によって、やる気ある生徒を伸ばす同高の試みは、着実に成果を上げています。

高校生進学支援の会

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