通信制高校・高等専修学校ニュース
eスポーツを知る-ゲームばかりしていることが「武器」になるかもしれない
「毎日ゲームばかりやっていて心配です」。そんなお子さまをお持ちの保護者へ、ゲームばかりやっていることが、将来の仕事の「武器」になるかもしれない。ゲームを「仕事」にできる、新たな方法をお子さまにお伝えいただけませんか?
※学校名や取材内容については取材当時のものです
※大阪eゲームズ高等学院は、2022年4月開校に延期となりました
「eスポーツ」という言葉を聞いたことがありますか?

「eスポーツ」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピュータゲームを使ったスポーツのことをいいます。現在、競技人口は1億人以上とも言われ、世界規模でますます拡大を続けており、プロチームやプロリーグも存在。賞金額3億円の大会に19歳プロゲーマーが優勝するなど、トッププレイヤーともなれば莫大な賞金を得ています。また、「アジア競技大会2022杭州」において「eスポーツ」が正式なメダル種目と認定されるなど、近年注目されている業界の一つです。
ゲームをすることが仕事になる
「ゲームをプレイしてお金を稼ぐ」。保護者世代にはいまいちピンとこないかもしれません。でも、将棋や囲碁の棋士が存在することはご存知でしょう。トッププロ棋士ともなれば副収入を含めると1億円以上もの年収があるといわれておりますが、全体的な平均年収は700万円~800万円とのこと。時代が変わり、ゲームプレイヤーが彼らを大きく凌ぐ収入を得る時代がやってきたのです。
ゲームを仕事にする第一歩は?
それでもまだ、「多少ゲームが上手な程度で仕事にできるなんて・・・」とお思いになるかとお察しします。確かに、そうかもしれません。しかし、ゲームの世界は将棋や囲碁と違い、マーケットが世界規模であること、最新のテクノロジーが関わっている業界であることを知っていただきたいと思います。ゲームプログラマー、デザイナー、サウンド、企画やシナリオ、ゲーム制作・販売会社の社員、イベント制作・運営・スタッフ、まだまだ多くの「仕事」が存在します。
ゲームをプレイする段階から、ゲームを勉強するステップに進むことができれば「ゲームを仕事にする」夢をかなえる第一歩となるのです。ではその学習はどこでできるのでしょう?今回は、ゲームプレイヤー、クリエイターを育成・発掘、および活動を支援する2022年4月開校予定、eスポーツコースを設置する「大阪eゲームズ高等学院」を紹介します。
通信制サポート校での学び
「中学校を卒業してすぐの高校3年間を『ゲーム漬け』の毎日で過ごし、ゲームを仕事にする夢をかなえるバックアップをします」。そう語るのは、大阪eゲームズ高等学院長の村本さんです。「本学院では、eスポーツプレイヤーのみならず、クリエイター、ゲームライター、イベント運営などで活躍すべく、ゲーム会社でインターンやアルバイトをしながらプロになる準備を行います」。各分野のトッププロが講師として座学・技術指導を行い、ゲームに関する多くの行事をこなし、プロとして仕事をする「考え方」を身につけることができます。
本学院はゲーム企画から開発までをトータルパッケージで行う企業が母体であることが最大のメリット。ゲーム業界で必要となる知識をゼロベースから積み上げていくことができます。例えば「eスポーツプレイヤーとなれば収入を得ることになります。ですので、教養教育に大きく時間を割きます。eスポーツに長けている弁護士や中小企業診断士講師などから税制、確定申告、著作権といった法的知識も教えます」(村本さん)。
高校生世代は、やり直しがきく年代
失敗するなら早い方がいい。ベストな選択ができなかったとしても、悔いが残らない選択はできます。今、一番やりたいこと、興味があることをきっかけに学校を選ぶことは尊重してあげたいものです。
「一回やってみよう、リスクがあってもやってみよう。そういう環境が本学院にはあります」と村本さん。生徒たちを守りつつ、育てつつ、そして、モチベーションを維持することの重要性も併せて進路選択していきたいものです。本学院は、ゲームの勉強だけでなく、高卒資格を得ることができます。万が一、進路が変わり別の道を選ぶ必要性に迫られた際も、この「高卒資格」があれば大学進学など幅広い選択肢を持つことが可能です。
いち早く行動しチャンスを広げる

スタッフの皆さん
本学院は通信制高校サポート校という教育機関ではありますが、どちらかといえば「私塾」のような場所。ここに来れば、あの先生と話ができる、そんな学校。
村本さんから「ゲームをやってみて『あわない』でもいい。高校生には『時間』がある、という大きな強みがあります。その強みを活かし、ゲーム業界で活躍している人たちはどうしているか、そういうことを3年間でたくさん吸収し、そして自分の人生に置き換えてみること」とアドバイスをくれました。
失敗が許される高校生という期間は決して長くはありません。大切なことは、やりたいことがあるなら後回しにせず、いち早く行動することかもしれません。