通信制高校・高等専修学校ニュース

通信制高校卒業生の進路は?

大学進学をかなえる! 通信制高校の受験指導

例年、通信制高校の卒業生の約6割は、進学や就職といった進路を決めたうえで学校を巣立っています。

 


約40%が大学・専門学校へ進学

2018年度中に高校の通信制課程を卒業した人は5万6283人。そのうち約1万人が大学・短大などへ、約1万2000人が専門学校へ進学しています。就職者は約1万1000人でした。割合で示すと、大学・短大が約18%、専門学校22%、就職20%となります。10年くらい前と比較すると、進学の割合は大学、専門学校とも横ばいか微増といったところです。一方、就職の割合が5~6ポイント高くなっています。[文部科学省「学校基本統計」による]。

進学も就職もせず通信制高校を卒業する人は、毎年4割程度います。全日制高校の平均的な進路実績とくらべると、進路未決定者の割合が大きいのは事実ですが、全日制と同じものさしで測れないのが通信制高校です。学業不振、人間関係の悩み、メンタルの問題など、それぞれに困難を抱えた生徒も多く在籍する通信制高校で、約6割もの生徒が進路を決めて卒業していることを、むしろ高く評価すべきでしょう。通信制高校があったから立ち直れた、再スタートできた、という生徒も少なくないはずです。

 


 

通信制高校の特色を見きわめて

通信制高校は多様化し、なかなか一括りにして語れません。進学指導に力を入れている学校、将来の職業につながる技能を習得できる学校など、それぞれの通信制高校が特色あるカリキュラムで生徒の進路選択を助けたり、未来を切り拓く意欲を喚起したりしています。自分のやりたいこと、好きなことを基準に通信制高校を選べば、大学・専門学校への進学や就職にも心配なく取り組めるはずです。

上で紹介した通信制高校の卒業生の進路内訳は、あくまでも平均値。学校によって差があるはずですから、学校選びのうえでどうしても気になる人は、通信制高校の合同進路相談会などの場で確認してみるとよいでしょう。

でも、大切なのはデータの数値ではありません。本当に大切なのは、その通信制高校が自分の学び方に適しているかどうか、学習や学校生活、大学受験への意欲が湧きそうな環境になっているかどうかです。「なんだか楽しそう」「いい友だちができそう」――データにこだわるよりも、そんな感触を信じてみてはいかがでしょうか。