ミュージシャン志望者が通信制高校の音楽コースを選ぶ3つのメリット

高校進学を考える時点でミュージシャンを志望しているのなら、音楽コースのある通信制高校への進学がおすすめです。通信制高校の音楽コースには全日制高校にはないメリットがあります。

今回はミュージシャン志望の人が通信制高校の音楽コースを選ぶ3つのメリットと、おすすめの音楽コースがある通信制高校をご紹介いたします。
「ミュージシャンになる」夢を持っている人は、ぜひ参考になさってください。

 

通信制高校の音楽コースを選ぶ3つのメリット

それではさっそく、ミュージシャン志望の人が通信制高校の音楽コースを選ぶ3つのメリットをご紹介いたします。

1. 早いうちから夢の実現に向けて学べる

年齢を重ねてもミュージシャンを目指すことはもちろんできます。でもミュージシャンになりたいという明確な目標があるなら、若いうちから夢の実現に向けて、専門的知識を学ぶに越したことはありません。ミュージシャンとしてデビューする人は10代や20代が圧倒的に多いです。若ければ若いほどデビューへの門も大きく開かれています。

通信制高校の音楽コースなら、高校在学中から専門的な内容を授業の一環として学べます。音楽の専門学校と提携している通信制高校の音楽コースも多く、高校卒業を目指しながら同時に本格的な音楽スキルを磨けるのです。

通信制高校では卒業資格を得るために、74単位を取得しなければならないのですが、自分のペースで学べます。自分で時間を確保すれば夢のために時間を使えます。

もちろん初心者であっても通信制高校の音楽コースに入れますが、ほとんどの音楽コースではレベルに合わせた授業を行なっています。音楽のスキルが一定以上あるのなら、さらなる高みを目指して学ぶこともできます。

同じ音楽コースでも、ピアノ、声楽、ヴァイオイリン、ボーカル、ギター、ドラムなど、楽器別に分かれているため、本当に学びたい内容を専門的に学べます。また、スタジオを完備している学校も多く音響設備も優れているため、本格的な環境で学べることも大きなメリットです。

 

2. その道のプロフェッショナルから教わることができる

通信制高校の音楽コースでは、その道のプロフェッショナルが中心となって指導に当たっています。全日制の高校で音楽を学ぶのとは違い、実際に音楽業界で活躍している人からスキルや知識を得られます。
また、音楽業界で活躍しているプロフェッショナルだからこそ、業界事情などにも詳しく、プロを目指すうえで必要なことをしっかり教えてくれます。

感性が豊かな若いうちに、プロフェッショナルの技術に触れるだけでも、大きな意味があります。世界的に活躍するプロフェッショナルが講師をしているケースも少なくありませんので、尊敬しているアーティストから直接指導を受けるチャンスもあるのです。

 

3. 高卒資格もムリなく取得できる

通信制高校の音楽コースなら、音楽の技術をしっかりと磨きながらも、高校卒業資格を取得できます。全日制高校の場合、出席しないといけない日数が決まっており、勉強に多くの時間を割く必要があります。放課後や休みの日を使って音楽に時間を費やしても、十分な時間を確保できるわけではありません。

その点、通信制高校なら、高校卒業資格を得るために必要な74単位を自分のペースで学びながら、ほかの時間は全て音楽に費やすことも可能です。午前中に勉強して、午後は音楽の練習に費やすということもできます。

声楽やピアノなどでは、学んでいくうちに音大に入って学びたいと思う可能性もあります。また、厳しいプロの世界で、必ずしも音楽で成功できるとは限りません。高校卒業資格があれば、それだけ可能性は大きく広がります。

通信制高校なら自分の将来の可能性を狭めることなく、本格的に音楽を学ぶことができるのです。

 

 

通信制高校の音楽コースを選ぶ際の3つのポイント

全国には音楽コースのある通信制高校が多数あります。ここからは、音楽コースのある通信制高校を選ぶポイントをご紹介いたします。

1. 本格的な勉強ができてプロを目指せる環境か

通信制高校の音楽コースを選ぶときは、プロを目指すことができる充実したカリキュラムや環境があるかどうかをチェックしましょう。

具体的には、

*レベルに合わせた指導が行われているか
*実際に活躍しているプロフェッショナルからの指導が受けられるかどうか

などです。

音楽の専門学校と提携している通信制高校もあります。提携している場合は提携先の学校についても調べてみましょう。

音響設備が整っているか確認することもおすすめします。音楽はスキルだけでなく、耳を育てることも大切です。スタジオやホール、マイクやスピーカーなど、プロが使用するものと同様の設備が整っているかどうかも大切なポイントです。

 

2. 卒業のためのサポート体制が整っているか

通信制高校は自由に学べる校風がメリットである反面、生徒一人一人の自主性に任せている部分がとても大きいです。

そこで音楽のカリキュラムの良し悪しだけでなく、卒業するためのサポート体制が十分にあるかどうかも確認しておきましょう。

通信制高校は公立と私立がありますが、私立の方が比較的サポート体制が整っていることが多いです。サポート体制が十分な通信制高校は、個別面談を定期的に行うことで、生徒の学習状況などを確認し、きめ細やかなサポートを行っています。

また、サポートがしっかり行われている通信制高校は、進路相談のバックアップも強力です。通信制高校で音楽を学んだ後、大学に進学する人、フリーで活動する人、プロダクションの所属を目指す人などさまざまですが、サポート体制が整っていれば、進路に対する悩みを一緒に考えてくれるでしょう。

 

3. スクーリング先が通える場所にあるか

通信制高校の場合、基本的には自宅で学習することになりますが、音楽コースの場合はスクーリングする機会も多いです。通信制高校だからといって、スクーリング先が自宅から遠かったり通うのが困難だったりする場所にあると、いざ学校に行こうと思ったときに通学できません。

とくに、通信制高校の音楽コースは、実技の授業が多いため、普通コースと比べるとスクーリングの回数が多いです。せっかくプロから本格的な技術を学ぶチャンスがあっても、学校に行けなければ貴重な機会を逃してしまいます。

住んでいる場所から通える範囲に音楽コースのある通信制高校がないのであれば、寮を完備した通信制高校も視野に入れて探してみることをおすすめします。

 

音楽コースがあるオススメの通信制高校・高等専修学校は?

それでは最後に音楽コースのあるおすすめの通信制高校・高等専修学校をご紹介いたします。

 

国立音楽院 東京本校

国立音楽院東京本校は、東京都世田谷区にある音楽を学ぶ教育施設です。
通信制高校と提携しているため、本格的な音楽の勉強をしながら、高校卒業資格を取得できます。

国立音楽院という名前だけあって、音楽に特化したコースが充実しています。コースも多種多様で、ピアノ科や声楽科はもちろん、弦演奏科・ジャズミュージシャン科・シンガーソングライター科・和楽科・ミュージカルバレエ科など、ほかの音楽コースにはない科も充実しているのが特徴です。

また、国立音楽院は通信制高校以外にも、初等部、中等部があるほか、音大生が卒業後の進路としても選んでいる学校です。そのため、講師陣の数も多く、世界で活躍しているプロフェッショナルから直接指導を受ける機会が豊富にあります。

国立音楽院で学びながら通信制高校で卒業資格を取得したあとは、音楽大学への進学を目指すことも可能です。有名音大への進学実績も十分あり、サポート体制が充実しているため、目的に合わせた進路相談ができます。

 

国立音楽院 宮城校

国立音楽院宮城校がある宮城県加美町は、音楽の町として知られている町です。雄大な自然の中で、本格的に音楽を学びながら高校卒業資格を取得できます。

通信制高校に当たる高等科では、自分で学びたい実技を一つ選んで集中的に学べます。
また音楽療法士、臨床音楽療法士、幼児リトミック指導員、若返りリトミック指導員、ピアノ調律技能士などの音楽に関係する資格の取得も可能です。実際にプロとして活躍しているアーティストでも、これらの資格を取得している人は大勢います。将来必ず役に立つときが来るでしょう。

もちろん74単位の取得へのサポートも充実しています。進路サポートも整っており、国立音楽院宮城校を卒業した後に、音大へ進学したり、東京校が運営しているFREE&FREE RECORDSに所属してのアーティスト活動している卒業生もいます。また、国立音楽院が開設しているスクールや施設で音楽に携わりながら働くことも可能です。

 

国立音楽院 南部校

国立音楽院南部校は、鳥取県にある学校です。
国立音楽院東京校・宮城校とは姉妹校です。通信高校に当たる高等部では、器楽、声楽、ポピュラー音楽などの中から、自分で選んで個人レッスンを受けられます。音楽業界で活躍しているプロからマンツーマンでの指導も受けられます。

また専門分野として決めた科以外の内容も学べるため、ジャンルの垣根を超えて音楽を学ぶことができます。プロのアーティストとして活躍するには、さまざまな音楽に触れておいて損はありません。南部校ならジャンルにとらわれない音楽スキルを身につけられるでしょう。

また、外国語の授業に力を入れているのも特徴です。アーティストとして世界で活躍するためには、英語力も欠かせません。音楽業界で使える英語を学べるため、海外のオーディションなどにも挑戦するステップとなるでしょう。

 

愛知芸術高等専修学校

愛知芸術高等専修学校には、ミュージックコースが設置されています。
このミュージックコースでは、作詞・作曲、歌唱法、楽器演奏法などを基礎からしっかり学べます。
初心者の入学も許可されており、一人一人のレベルに合わせて指導を行っています。

基本的には午前中の3コマが高校卒業資格取得のための授業で、午後の3コマが音楽に関する実技の授業です。
全員がアンサンブルやDTM、音楽構造論など基礎的な内容をしっかり学びます。そのうえで、選択実技としてボーカル専攻・ギター専攻・ベース専攻・ドラム専攻を選んで専門的に学びます。

 

東北芸術高等専修学校

東北芸術高等専修学校は、愛知芸術高等専修学校の姉妹校です。
愛知芸術高等専修学校と同様に、午前中は高校卒業資格取得のための授業、午後は音楽の専門知識を高める授業を受けることができます。

音楽だけでなく、ヘアメイクショー、映画エキストラ出演、マンガ作品講評会など、そのほかの芸術に触れるチャンスがあるのも特徴です。
それぞれその道のプロクリエイターが、本格的な授業を行ってくれます。アーティストを目指すうえでさまざまな芸術に触れることはとても大切です。東北芸術高等専修学校なら、感性を多方向に広げながら、音楽のスキルを磨くことができるでしょう。

 

【まとめ】

高校卒業資格を取得しながら音楽の道も目指すなら通信制高校・高等専修学校の音楽コースがおすすめ

音楽は何歳からでも始められますが、若くて感性が豊かなうちから技術を磨くことはとても大切です。
通信制高校の音楽コースなら、プロフェッショナルから本格的な指導を受け、同時に高校卒業資格を取得できます。
今回ご紹介したメリットや、通信制高校・音楽コースの選び方を参考にして、自分にぴったりの通信制高校を見つけてください。

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