通信制高校・高等専修学校ニュース

もうひとつの進路――
高等専修学校を知ってほしい

大学進学・就職をかなえる! 通信制高校の進路指導

中学卒業後に進む学校は全日制高校、通信制高校だけだと思っていませんか。他にもぜひ知ってほしい進路があります。
それが「高等専修学校」です。

「なりたい職業が決まっている」
「手に職をつけて早く働きたい」
「なるべく早く資格を取りたい」
「興味ある分野を深く学んでみたい」
「ふつうの高校ではなんだか面白くない」
「不登校経験者だけれど、学ぶ意欲を取り戻したい」

――そんなあなたに一度は検討してもらいたいのが、高等専修学校という進路なのです。

 


専門的な技能教育を、いち早く

ふつうは高校卒業後に専門学校へ進んでから身につけるような技能教育・職業教育を、中学卒業後の段階からすぐに始められるのが高等専修学校の特長です。

学べる分野は、理美容、調理製菓、看護、保育、情報処理、自動車整備、音楽やダンスほか芸能、マンガやデザインなど実に幅広く、全国に408校(2019年度)ある高等専修学校それぞれが、それらの分野のうちひとつ、または複数を学科・コースとして開設しています。あなたの興味ある分野が学べる高等専修学校が自県や近隣の県にあるかどうか、まずは調べてみてはいかがですか。

 


資格をとって希望の分野に就職

高等専修学校で専門的に学べば、資格取得の早道になります。

たとえば国家資格なら、高等専修学校を卒業すると得られる資格に調理師があり、卒業と同時に受験資格を得られるものに自動車整備士(3級)准看護師製菓衛生師理容師美容師があります。第2種電気工事士電気通信設備工事担任者試験(アナログ3種、デジタル3種)は、卒業によって試験の一部が免除されます。その他、民間団体が認定するコンピュータや簿記など職業直結の資格検定に向けた授業が充実しているのも、高等専修学校の長所です。

資格取得が早い分、仕事デビューも早くできます。技能を身につけたうえで、いち早く実社会で働いてみたい人には、高等専修学校がぴったりの進路かもしれません。文部科学省の調査(平成28年度)によると、高等専修学校卒業生の54%が学校で学んだ分野か関連分野に就職しています。

 


卒業後は大学進学も可能

高等専修学校には、学科によって1年制から5年制まであります。たとえば調理学科は1年制、准看護や理美容の学科は2年制が主ですが、3年制のコースで学ぶ学校もあります。高等専修学校全体を見ると、3年制の学校が多くなっています。

 

3年制以上の高等専修学校のうち授業時間数や科目内容などの要件を満たす学校を卒業すると、それは高校卒業と同等の意味を持ちます。したがって、専門学校へ進んでさらに技能を磨いたり、新しい技能を身につけたりできますし、条件に合致していれば大学受験も可能です。専門的な技能を学べるうえに、高校卒業者と同じような可能性が開けているのが高等専修学校です。

 

経済的な支援制度も高校と変わりありません。授業料の支払いを援助する就学支援金(高等学校等就学支援金制度)は高等専修学校の生徒にも適用されます。通学定期券などの学割や各種奨学金制度も高校生と同じく利用できます。

 


まぎらわしくて、すみません

高等専修学校とよく似た名称の学校に高等専門学校(高専と略されることが多い)があります。こちらも中学卒業後の進路のひとつですが、5年制で主に工学を専門的に学ぶ教育機関。高等専修学校とは別種の学校です。

 

高等専修学校のほかにも「専修学校」と付く学校があります。いわゆる専門学校も、分類としては専修学校のひとつ。専修学校専門課程のことです。

 

 ◆高等専修学校=専修学校高等課程(中学卒業者が入学)

   ◇専門学校=専修学校専門課程(高校卒業者が入学)

 

もうひとつ、専修学校一般課程があります。これは入学者の学歴を問わない学校で、教える分野には調理や和裁・洋裁、珠算、語学などがあります。自動車学校や受験予備校も、この分類に入ります。

 

※「高等専修学校」について詳しく知りたい人は、こちらへ

・全国高等専修学校協会

・文部科学省