通信制高校・高等専修学校ニュース

あなたの「よさ」を伸ばす、心育つ学校

日々輝学園高等学校

特色ある科目、ユニークな授業 通信制・高等専修学校の強み

「中学校へはほとんど通わなかった生徒でも、この高校の通学コースへは毎日通えて、皆勤もしくは、ほぼ皆勤で卒業した例がいくつもあります」と話すのは、日々輝学園高校(本校・栃木県塩谷町)の名木宏彰教頭。同校は関東に6つの学習拠点を持つ広域通信制高校です。

通信制ではありますが、通学を基本とする全日制タイプの同校では、在籍生徒の6割が不登校経験者。「たとえ不登校の期間が長くても、学校へ行きたいという思いが少しでも残っていれば、生徒は変われるものです」と名木教頭は話します。

「ほんとうは学校へ行きたい」――そんな生徒の思いを受けとめてきた日々輝学園では、充実した学校生活を通じて生徒が自分の「よさ」を見つけ、それを伸ばして力をつけ、次の進路選択へとつなげています。

灰色に曇ったような中学時代から、光の射す高校時代へと生徒を導くうえで重要なのは「登校」「勉強」「人間関係」の3つの不安の解消だといいます。名木教頭に詳しく話を聞きました。

不登校生徒の不安解消を図る

同校が毎年行う入学者アンケートへの回答で多いのは、次のような不安だといいます。

「はたして毎日登校できるか」

「高校の勉強についていけるか」

「人間関係をつくるのが苦手だ」

新しく通う高校での登校・勉強・人間関係――とくに不登校の経験者なら、だれもが不安に感じて当然でしょう。どれひとつをとっても再び不登校の原因になりかねないものだけに、生徒一人ひとりの事情に応じて、着実に不安の解消を図ることが求められます。

この点について、日々輝学園高校の取り組みは、入学者も保護者もほぼ満足できるものになっているようです。「学校評価のアンケートでは、生徒の7割以上、保護者の8割以上が本校の教育活動について『満足』と回答しています」と名木教頭は話します。

同校の取り組みの何が効果を上げ、多くの生徒が充実した学校生活を送れているのか――具体的に見ていきましょう。

日々輝学園高等学校数学の授業

ゆとりある時間割で学校になじむ

朝9時15分に1時間目が始まり、昼休みをはさんで午後3時くらいに終わる、1日5時間が日々輝学園の標準の時間割。通学型で全日制に近い学びのスタイルをとりつつも、始業は全日制よりも遅めのスタートにしています。

「不登校経験者が多い入学生が、じっくりと学校になじんでいくよう、当校ではゆとりある時間割にしています」と話す名木教頭。中学から高校への移行期は、不登校を経験していない生徒でも、適応に戸惑うことがあるので、私立通信制ならではの柔軟な時間割設定には助かります。

学校へは着いたものの、どうしても教室に入れない生徒もいます。そんな生徒は別室の学習室で個別に指導を受け、いずれ教室で一緒に授業を受けられるよう、徐々に気持ちを慣らしていくそうです。

学校生活のリズムになかなか乗れない生徒には「最初から無理に合わそうとせず、あせらずに自分のペースをつかむように」とアドバイスしています。学校へ通ううちに、様々なきっかけで生徒の体調や気持ちが整うこともよくあるからです。名木教頭が挙げたのは、部活動に入った生徒の例。

「がんばって練習に参加してみたら、その晩はぐっすりと眠れて、翌朝も調子がいい。不登校で乱れていた生活リズムが、部活動のおかげですっかり直ってしまったようです」

学び直しで基礎学力を身につける

生徒に学び直しのチャンスを十分に提供しているのが通信制高校です。とくに中学時代に長い不登校を経験した生徒が高校へ通い続けられるようになるには、やはり学び直しが欠かせません。日々輝学園でも、中学校までの学習の復習、学び直しに力を入れています。

4月の入学後すぐにテストで生徒の学力を測り、国語・英語・数学を重点に必要な学び直しを開始します。生徒がスムーズに、着実に基礎学力を身につけるよう、パソコンを使ったオンライン教材「すらら」を活用しています。

「オンライン教材は便利で効果的ですが、生徒に任せっぱなしでは、期待するほどの成果がありません。教員が必ず学習の経過と結果をていねいにチェックして、学び直しをする生徒を励ましています」と名木教頭。「翌1月に再度テストを行うと、毎年1年生のほとんどに学力の向上が認められます」

基礎学力がつくと、高校の学習内容がよく理解でき、自分で勉強を進められるようになります。すると、学校生活全般に張り合いが生まれ、学校が、教室が、楽しい場所になります。

日々輝学園高等学校登校中

心を育てる機会をたっぷりと用意

スクールカウンセラー(臨床心理士・公認心理師)が常駐しているのも日々輝学園高校の特長のひとつ。心の問題で困ったことがある生徒や保護者にとって、安心できる環境です。とくに人間関係を築くのが苦手な生徒には、心理学に基づいたトレーニングによって徐々に対人関係に自信をつける支援などもあります。

「そのうえで、ふだんの学校生活や学習活動のなかで、自分の長所に気づいたり、あるいは教員をはじめ他人から長所を教えてもらったりすることが、生徒の自己肯定感を高め、心を強くしてくれるはずです」と名木教頭。「当校のそうした環境づくりは、これまで自信のない日々を送ってきたような生徒には、なによりのメンタル・サポートになるのではないでしょうか」

生徒が自分のなかにある「よさ」に気づく機会といえば、たとえば、体験学習があります。栃木県塩谷町の本校で実施する体験学習は、1年生が最初に仲間と本格的に交流する場です。「これまでに陶芸やボルダリングやドローン操縦などの協働作業を通じて、生徒たちが互いを認め合い、人と交流する楽しさや充実感を知るようになりました」と名木教頭は説明します。

他にもボランティア活動で「ありがとう」と言ってもらえた感激が自分も役に立っているという確かな自信につながったり、表現活動のひとつとして取り組んだ合唱でほめられて学校生活が一層、楽しくなったり、勉強面での挑戦を応援する「日々輝塾」で学んで英語検定に合格し、さらに上級を目指したりと、同校には心の力を引き出して大きく育てる機会がたくさんあります。

学校での様々な体験を糧に進路選択

日々輝学園では教員一人ひとりが「生徒のよさを見つけ、それを生徒に気づかせ、大きく成長させたい」という思いでいる、と名木教頭は話します。自分の中にある様々な長所や力を見つけた生徒たちは、これまでよりもずっと進路選択に意欲的になるようです。

日々輝学園高校の本校の場合、卒業後の進路の内訳は例年、大学・短大進学が3割、専門学校進学が5割、就職(主に地元企業)が2割。
※塩谷町本校の実績です。他の校舎・キャンパスにつきましては、直接お問合せください。

高専連携で触れたプログラミングに興味をもって情報系の専門学校へ進んだ生徒がいます。アルバイトでの勤務態度が評価されて、そのまま正社員になった生徒がいます。ふだんの学校生活、体験学習、職場体験を含むキャリア教育、アルバイトなどから、自分の未来を考えるための材料を得て、生徒たちは前へと進みます

たくさん迷ったり、つまずいたりしながら通信制高校を選択した生徒の保護者が「なんとか高卒資格だけでも」という思いになるのは当然かもしれません。しかし、名木教頭は「卒業のその先までも考えて生徒を指導しています。もっと通信制高校という環境に期待してください」と話します。

「自分に適した場所を選べば、生徒は親が思っている以上に伸びるものです。学校生活によって気力を取り戻した生徒は、きっと自信をもって歩いていけるようになります。あせらずに一緒に見守り、励ましていきましょう」

名木教頭をはじめ、同校の教員が中学校訪問をする際、その中学校で不登校だった生徒が話題になります。「いま日々輝学園で生き生きと学んでいる」と生徒の近況を伝えると、中学校の教員は一様に「あの生徒が…」と驚きながらもほっとした表情を見せるそうです。

日々輝学園高等学校授業中

2022年4月、オンラインコース開設

日々輝学園高校では、令和4年度4月にインターネットを活用したオンラインコースを開設します。

リアルタイムまたはオンデマンドで行うのは、必修授業のほか、プログラミング・アート・英語から専門的に学ぶ選択授業。個別の補習やメンタル・サポートもオンラインで受けられます。「生徒と教員の双方向のやり取りを大切に、これまで教室で実践してきた『思いのこもった』学習指導をオンラインで生徒に届くようにします」と名木教頭は抱負を述べます。

スクーリングや体験学習は年間で約14日間。最寄りの学習拠点や栃木県塩谷町の本校で日々輝学園の仲間の生徒と交流できます。

日々輝学園高等学校 塩谷町本校

大きな変化の中、生徒一人ひとりが、意志を持って様々な学びに取り組み、「自ら考え、自ら行動する」という自立への確かな礎を培っていけるように、私たち日々輝学園高等学校は、全力で教育に取り組みます。 学習面では、学び直しから着実に学習を進められるカリキュラムや指導方法を研究・展開しております。また、心の力を引き出すためのメンタルサポートにも力を注いでいます。一方で、様々な行事や部活動、多彩なキャリア教育や体験学習を用意し、意欲を持って参加できるように工夫しています。さらに、新しい時代を生きる諸君には、情報技術を理解し活用する力が不可欠であるため、ICT教育を積極的に取り入れています。

日々輝学園高等学校 宇都宮キャンパス

大きな変化の中、生徒一人ひとりが、意志を持って様々な学びに取り組み、「自ら考え、自ら行動する」という自立への確かな礎を培っていけるように、私たち日々輝学園高等学校は、全力で教育に取り組みます。 学習面では、学び直しから着実に学習を進められるカリキュラムや指導方法を研究・展開しております。また、心の力を引き出すためのメンタルサポートにも力を注いでいます。一方で、様々な行事や部活動、多彩なキャリア教育や体験学習を用意し、意欲を持って参加できるように工夫しています。さらに、新しい時代を生きる諸君には、情報技術を理解し活用する力が不可欠であるため、ICT教育を積極的に取り入れています。

日々輝学園高等学校 さいたまキャンパス

大きな変化の中、生徒一人ひとりが、意志を持って様々な学びに取り組み、「自ら考え、自ら行動する」という自立への確かな礎を培っていけるように、私たち日々輝学園高等学校は、全力で教育に取り組みます。 学習面では、学び直しから着実に学習を進められるカリキュラムや指導方法を研究・展開しております。また、心の力を引き出すためのメンタルサポートにも力を注いでいます。一方で、様々な行事や部活動、多彩なキャリア教育や体験学習を用意し、意欲を持って参加できるように工夫しています。さらに、新しい時代を生きる諸君には、情報技術を理解し活用する力が不可欠であるため、ICT教育を積極的に取り入れています。

日々輝学園高等学校 東京校

大きな変化の中、生徒一人ひとりが、意志を持って様々な学びに取り組み、「自ら考え、自ら行動する」という自立への確かな礎を培っていけるように、私たち日々輝学園高等学校は、全力で教育に取り組みます。 学習面では、学び直しから着実に学習を進められるカリキュラムや指導方法を研究・展開しております。また、心の力を引き出すためのメンタルサポートにも力を注いでいます。一方で、様々な行事や部活動、多彩なキャリア教育や体験学習を用意し、意欲を持って参加できるように工夫しています。さらに、新しい時代を生きる諸君には、情報技術を理解し活用する力が不可欠であるため、ICT教育を積極的に取り入れています。

日々輝学園高等学校 神奈川校

大きな変化の中、生徒一人ひとりが、意志を持って様々な学びに取り組み、「自ら考え、自ら行動する」という自立への確かな礎を培っていけるように、私たち日々輝学園高等学校は、全力で教育に取り組みます。 学習面では、学び直しから着実に学習を進められるカリキュラムや指導方法を研究・展開しております。また、心の力を引き出すためのメンタルサポートにも力を注いでいます。一方で、様々な行事や部活動、多彩なキャリア教育や体験学習を用意し、意欲を持って参加できるように工夫しています。さらに、新しい時代を生きる諸君には、情報技術を理解し活用する力が不可欠であるため、ICT教育を積極的に取り入れています。

日々輝学園高等学校 横浜校

大きな変化の中、生徒一人ひとりが、意志を持って様々な学びに取り組み、「自ら考え、自ら行動する」という自立への確かな礎を培っていけるように、私たち日々輝学園高等学校は、全力で教育に取り組みます。 学習面では、学び直しから着実に学習を進められるカリキュラムや指導方法を研究・展開しております。また、心の力を引き出すためのメンタルサポートにも力を注いでいます。一方で、様々な行事や部活動、多彩なキャリア教育や体験学習を用意し、意欲を持って参加できるように工夫しています。さらに、新しい時代を生きる諸君には、情報技術を理解し活用する力が不可欠であるため、ICT教育を積極的に取り入れています。
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